2011年4月6日水曜日

大連立は是か非か?

 最近、民・自による大連立構想が取り沙汰されているが、5日、自民党谷垣総裁は大連立について「ありえない」と話したそうだ。党内には大連立に前向きな議員も少なからずいたようであるから、今後、自民党がどのような行動にでるのか読めなくなってきた。
 私自身は大連立には必ずしも反対ではない。しかし、それは、政局的な打算を捨て、純粋に国難に挙国一致で立ち向かうという信念をもっていればの話である。今回の大連立構想には民主党にも自民党にもそれぞれの政局的な思惑があるように思う。つまり、民主党は政権運営を円滑に進めたい。自民党は野党を卒業して権力に返り咲きたい。そのような打算があるとするならば大連立には反対である。あくまでも国家国民のためにという気概がなければ大連立などという大事をするべきではない。仮に両者の私欲のために軽々しく大連立ということになれば、これ以上国民を愚弄する話はない。国民の政治不信は頂点に達するだろう。そして何よりも被災された方々に対して失礼である。
 みなさんは大連立に関していかがお考えだろうか。