2011年9月5日月曜日

野田内閣について思うこと

 私は、初めに今回の野田内閣の顔ぶれを見て、坂木氏と同様の懸念をもった。この内閣には思想はもとより、経験に裏打ちされた実務能力があるようには思われないという・・・
 まず、厚生労働大臣の小宮山某。彼女は子ども手当の発案者でもあり、社会保障を「必要以上に」充実させようとするであろう。平生述べているように、私は徒に社会保障費を計上することに関して極めて批判的である。大した病気でもないのに病院に行ったり、必要以上にお年寄りを優遇するような福祉活動をしたり、このような事例は枚挙にいとまがない。そもそも野田氏は増税を掲げる財政健全化路線をとるまっとうな(財務省よりの)政治家であっただろう。そのような方が小宮山のような人材を大臣に据える意図がいまいち理解できない。
 極めつけは防衛大臣だろう。坂木氏もおっしゃっているがド素人が安全保障に携わるとは何事か。そもそも野田氏の父上は立派な自衛隊員であった。そのような人物がどうしてこのような人選をしたのか理解に苦しむ。
 
 ただし、そのような内閣であっても、僕は半年は様子を見ようと思うのである。

                                  (文責 gerira)