2011年6月11日土曜日

日の丸、君が代騒動に思うこと

先般、大阪府の橋下知事が君が代起立条例を府議会に提出し可決した。

先にいえば、僕は条例化に対しては批判的である。僕の論旨に最も近いと思われる内田樹氏のブログを以下に紹介する。

http://blog.tatsuru.com/2011/05/31_0930.php


彼の議論を要約すれば、
「愛国心の涵養を目指す故に、誣国の自由を与えよ」
というものであるように思われる。

僕も昔から、愛国心は強制されるものではなく、まさに内からどうしようもなくこみ上がってくるような感情や情念、日々の幸せの中から自然に溢れるような感謝のようなものだと思っている。だから、こういうことをあえて強制しようとする(馬鹿な)方を見ると、この人は本当に愛国者なのかと疑念を感じることさえある。

たしかに、実際、N津さんのような基地の外にいられる方もおられるし、僕もそういう馬鹿を見るとものすごく腹立たしいが、そういう人間に対しても寛容な姿勢を見せること、度量の大きさを見せることが「真の」愛国心へとつながっていくのではないだろうか。僕にしては出来すぎた正論だが、ことこの問題に関しては、まさに「真の」保守主義者として言っておきたい。

追記:そういえばかの三島由紀夫も愛国心の強制には反対していたな。


                                                                                                            (文責:gerira)