今日、ついに小沢氏が法廷に立った。資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる、政治資金規正法違反（虚偽記載）で強制起訴された同氏は起訴内容を真っ向から否定。さらに検察批判を展開し、民主主義の危機だと述べたそうだ。
小沢氏とその信者たちに訊きたいのだが、では4億円の原資は一体何なのか。無罪だと主張するならそれを説明していただきたい。そしてなぜわざわざ銀行から融資を受けるという不自然なことをしたのかも。同氏は法廷でも会見でもそのことに関しては一切語らなかった。彼が主張するのは、自分は無実であることと、民主主義の危機という抽象論のみである。さらに言うならば、常日頃から民意民意と叫んでいた同氏が、その民意である検察審査会を批判するのも腑に落ちない。
私の友人が述べていたように、火のないところに煙は立たないのである。検察とて何のやましいところのない人間に罪を着せるような真似はできまい。今回の事件にはあまりにも不透明なところが多すぎるのである。小沢氏が強制起訴されたのも、有罪か無罪かというよりも真実を知りたいという大多数の日本国民の声を汲んだ結果だろう。このまま何の説明もないままでは、仮に無罪が下されようとも同氏への疑惑は払拭できない。本当に無罪であれば全てを詳らかにするべきである。
（坂木）
