2011年10月26日水曜日

前原発言を支持する

 民主党の前原氏がTPP参加交渉後に離脱もありうると発言したことに対して与野党から批判の声が上がっている。しかし私はこの発言が必ずしも誤っているとは思わない。

 交渉の結果、日本の国益にそぐわない内容になった場合に離脱するというのは何らおかしなことではない。現実には離脱は困難だという意見もあるが、だからといって同氏の発言を批判するのはいかがなものだろうか。交渉中に離脱をちらつかせて自国に有利な条件を引き出すというのも立派な交渉術である。交渉前から自国の手足を縛るような批判は慎むべきだろう。