2011年11月26日土曜日

gerira氏に告ぐ

先日のgerira氏の記事、非常に鼻持ちならない文句があった。

昨今、当会でも多作主義が横行しはじめており、私のようなキューブリック譲りの寡作家にとっては少々肩身が狭い状況である。連中は「沈黙は金」という昔の故事を知らないのだろうか。
 そうしたご意見は、ひとつの考えかたとしてありがたく頂戴しておこう。しかしこの人物がこうした警句を述べる資格があるとはとてもじゃないが思えないのである。私はこの文章を目にしたとき、彼の日頃の言動を思い出して、強い憤りを感じた。以下、彼の言動を暴露する。

 「それについてはまた反論しますわ」
 
 それが彼の口癖である。彼は私や友人と議論するとき、必ずといっていいほど口にする。そして彼が実際に反論に出たことは、一度もない。

 このブログのことにしたってそうだ。彼は何かにつけてブログ執筆を公言しているが、結局やらずじまいなのだ。たまに書くといっても、それは周囲から執筆を求められてのこと。

 よほど忘れっぽいのか、姑息に逃げ回っているのか、私にはわからない(わからないことにしておこう)。だが、そうした男が他人を多作主義だと非難できるのだろうか。

 多作主義だと非難するなら、「また書いておきます」などと軽々しく言うべきではない。私は書かない、反論しないと正々堂々言ったかどうか。書くと言っておいて書かないのは多作主義よりよっぽどたちが悪い。

 寡作家だって?笑止千万。あなたのような人は寡作家とはいわない。ただの面倒くさがりか卑怯者だ。

 彼は私の戯言にどういう弁明を行うのか。はたまた、「沈黙は金」と言って沈黙を貫くのか。

(坂木)